あらゆる音楽シーンを企画してお届けするのがナオキーヴィオムジカーレです。
そして聴いた曲にまつわる作曲家について、歴史や社会のこと、楽譜やオペラの台本等知りたい情報が生まれてくるはずです。
イタリアでの延べ10年間に及ぶ留学時に、圧倒的に日本にはイタリア関連の音楽資料文献の紹介が遅れていること、よって専門の方々、一般の方々にその音楽資料情報が届いていない現実を私はイタリアのアーカイブの現場から学びました。どこの街にもその街の音楽に関する歴史を綴ったドキュメント資料を収集し保存する施設が存在しています。地方行政の組織の一部、劇場関連施設、教育機関、教会関連施設、それぞれにアーカイブの部門があることを知りました。私は、小さな町に出向いておよそ一年かけてその音楽資料の収集保存について調査研究をいたしました。